骨粗鬆症というものは、かなりの高齢になってなるものとお思いではないでしょうか。
しかし、その骨も日々代謝して、古い骨は壊され、新しい骨が作られるということが繰り返されています。
しかし何も予防もせず、年齢を重ねていけば、骨がすかすかになって、ある日突然骨折して、要介護の状態になってしまうということは十分にあり得る話です。
前にある病気の治療で長い事 ステロイドを飲んでいました。ステロイドを服用すると、骨が弱くなります。
合わせて「ビスホスホネート」(破骨細胞の活動を阻害し、骨の吸収を防ぐ医薬品) という骨粗しょう症の薬もいっしょに飲んでいました。
だから、61歳を過ぎた今、自分の骨の状態がどうなっているのか心配になりました。
骨の検査は一度もやったことがありません。
何も問題が無いと自分で勝手に思っていたら、突然骨折をしたら後から大変です。
そういう不安があったものだから、骨の状態(骨密度)を調べてもらいました。
さて、その前に骨密度とはなんでしょうか?
骨密度は、若い人(20~44歳)の平均値と比べてどれくらい減っているかを計算した「%YAM」(YAM=Young Adult Mean)で表わされます。「YAM80%」は「骨密度が若い人の平均の80%」ということになります。
問診の後、レントゲン室に入り 骨密度測定器(DXA)に左腕を突っ込んで、検査をされました。その後で腰椎のレントゲンも撮りました。
私は、骨密度=骨の強さだと勘違いしていました。実は、骨密度(主にカルシウムの量)が正常でも骨折する人も多く、骨質(骨の微細な構造や骨の代謝状態等)も骨の強さの重要な要素といわれるようになっています。
骨質は、骨代謝マーカーなどで推定することができますが、骨密度のように直接測定することはできません。
さて、私の検査結果です。骨密度0.501g/㎡、96%(若い人の平均値100に比べて)でした。安心しました。
男性の場合は、普通だったら、そんなに気にしなくて良い、女性は閉経後1年ごとに検査した方が良いと書かれています。
しかし、知り合いの女性の何人かに聞くけれどだれも骨密度の検査をしていません。
医療界の常識と言うものは、あまり世の中に広まっていないみたいです。健康診断の項目にでもならないと、だれも検査しないのではないのでしょうか。
カルシウムだけをたくさん摂取していれば、骨になるでしょうというのは、もう昔のことで、現代は、
①カルシウムを摂取するのはもちろんのこと
②ビタミンDも摂取すること
③骨に刺激を与える運動をすること
3点が重要とされています。
運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなど自分の体の状態に合わせて、無理なく続けてできることが大切です。
上記の情報は、検索するとたくさんでてきます。
しかし、最近のNHKのスペシャル番組で、「亜鉛が足りないと骨にならない」ということを報道していました。
このことをインターネットで調べようとしても、なかなか出てきません。
でも、「信州大学医学部附属病院の中村幸男先生 骨粗しょう症 亜鉛」で検索すると一発で、出てきました。
中村幸男先生の研究によると、亜鉛の摂取をしていると、骨密度の大幅な改善が見られたそうです。
食べる物で摂取できれば、一番いいんですが、なかなか亜鉛が多く含まれた食品(かきとか豚レバー)ばかり食べるわけもいきません。
また加工食品やレトルト食品ばかり食べていると、亜鉛の吸収が阻害されるそうです。
アルコールの分解にも、亜鉛が働き、お酒を飲むと尿に亜鉛が流出します。
このことから、亜鉛のサプリを買って、毎日飲むようにしています。
マカといっても、たいがいのメーカーのサプリには、亜鉛も足されています。
CMの影響で、男性の精力剤みたいなイメージが強いですが、女性の更年期障害にも効果が研究で明らかにされ、欧米では更年期障害の代替医療に用いられています。
また、皮膚の保護-美肌効果もあるそうです。
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